院内処方について
院内処方とは?
診察を受けた医療機関で処方箋をもらい、調剤薬局で薬を受け取ることを『院外処方』といいます。これに対し、診察を受けた医療機関で薬を受け取ることを『院内処方』といいます。
院内処方のメリット
- 調剤薬局まで足を運び、薬局でお薬が出来上がるのを待つ必要がないため、手間と時間が省ける。
- 診察のお支払いとお薬代のお支払いが1回のお会計で済む。
- 調剤薬局よりも、自己負担金額が少なくて済む。
- 薬の変更追加、日数の調節が窓口で簡単にできる。
- 診療内容をすぐに確認できるため、より的確に薬の飲み方について説明できる。
自己負担金額の比較
風邪で、飲み薬2 剤 5 日分、解熱剤 1 剤を処方した場合
(2022年4月診療報酬点数)
院内処方 | ||
医療機関 | 調剤料(内服・頓服) | 110円 |
処方料 | 420円 | |
薬剤情報提供料 | 100円 | |
手帳記載加算 | 30円 | |
院内処方 合計 660円 | ||
負担額 | 3割負担 | 200円+薬剤料 |
1割負担 | 70円+薬剤料 |
院外処方 | ||
医療機関 | 処方箋料 | 680円 |
一般名処方加算1 | 70円 | |
調剤薬局 |
薬剤調整料(内服) | 480円 |
薬剤調整料(頓服) | 210円 | |
調剤管理料(内服) | 80円 | |
調剤基本料(1) | 420円 | |
服薬管理指導料 | 590円 | |
院外処方 合計 2,530円 | ||
負担額 | 3割負担 | 760円+薬剤料 |
1割負担 | 250円+薬剤料 |
※処方薬局により若干の金額の違いがあります
高血圧治療薬、糖尿病治療薬(計 2 剤) を 30 日分処方した場合
(2022年4月診療報酬点数)
院内処方 | ||
医療機関 | 調剤料(内服・頓服) | 110円 |
処方料 | 420円 | |
薬剤情報提供料 | 100円 | |
手帳記載加算 | 30円 | |
院内処方 合計 660円 | ||
負担額 | 3割負担 | 200円+薬剤料 |
1割負担 | 70円+薬剤料 |
院外処方 | ||
医療機関 | 処方箋料 | 680円 |
一般名処方加算1 | 70円 | |
調剤薬局 |
薬剤調整料(内服) | 480円 |
調剤管理料(内服) | 1,200円 | |
調剤基本料(1) | 420円 | |
服薬管理指導料 | 590円 | |
院外処方 合計 3,440円 | ||
負担額 | 3割負担 | 1,030円+薬剤料 |
1割負担 | 340円+薬剤料 |
※処方薬局により若干の金額の違いがあります
当院は院内処方を行っております
近年では医薬分業も進み、多くの医療機関が院外処方を採用しておりますが、お子様をお連れの方や体調のすぐれない方にとっては、院外に出て、薬局まで移動するのは大変だと思います。
当院では、患者さんにとって利便性が高く、負担の少ない『院内処方』を採用しています。